SEOの内部リンクとは?効果的な貼り方・設置場所を解説

SEOの内部リンクとは?効果的な貼り方・設置場所を解説

この記事では、SEOにおける内部リンクの効果や、効果的な貼り方設置場所を解説します。

SEOの内部リンクとは

同じドメインにある同じサイト内のページへのリンクのこと。
SEO上、関連性の高いページへリンクを設置するのが効果的。

この記事のまとめ
① 内部リンクのSEO効果
  1. ページ同士の関連性が高まり、検索エンジンからの評価が向上する
  2. ユーザーのサイト離脱率が下がる
  3. クローラーがサイト内を効率よく巡回できるようになる

詳細は「内部リンクのSEO効果」をご覧ください。

②SEOに効果的な
  内部リンクの貼り方4選
  1. 重要度の高いページに内部リンクを集める
  2. わかりやすく適切なアンカーテキストを使用する
  3. リンクがある画像にはalt属性を設定する
  4. URLを正規化して統一する

詳細は「SEOに効果的な内部リンクの貼り方4選」をご覧ください。

③ SEOに効果的な
 内部リンクの設置場所
  1. コンテンツページ(記事の本文)
  2. パンくずリスト
  3. グローバルメニュー
  4. サイド・フッター
  5. サイトマップ

詳細は「SEOに効果的な内部リンクの設置場所」をご覧ください。

目次

SEOの内部リンクとは?

SEO(Search Engine Optimization)とは「検索エンジン最適化」を意味し、検索エンジンからの評価を高め、検索結果の上位表示を目指すための対策です。

このSEO対策で重要な施策の一つが、内部リンクの設置です。

内部リンクを設置する主な目的は個々のページの評価を上げることではなく、サイト全体の評価向上を図ることにあります。

適切に内部リンクを配置することでユーザーの回遊性を高めるだけでなく、検索エンジンにとってもサイト構造の理解を促進し、結果としてサイト全体のSEO評価向上につながる施策です。

内部リンクのSEO効果

内部リンクを設置することによって得られるSEO効果について解説します。

  1. ページ同士の関連性が高まり、検索エンジンからの評価が向上する
  2. ユーザーのサイト離脱率が下がる
  3. クローラーがサイト内を効率よく巡回できるようになる

1.ページ同士の関連性が高まり、検索エンジンからの評価が向上する

内部リンクを設置することで、サイト内の記事同士の関連性が高まります。

気になる情報を芋づる式に調べることができるため、ユーザーが欲しい情報にたどり着きやすくなるというメリットがあります。

内部リンクによって、ユーザーがストレスなく欲しい情報にたどり着けるよう設計しておかなければなりません。

結果的に内部リンクによって、ユーザビリティの向上が期待できるだけでなく、検索エンジンからの評価向上にもつながるという仕組みです。

一方、関連性の低いページ同士をむやみにつないでしまうと、検索エンジンからスパムだと判断されてしまうこともあるため逆効果になります。

関連性の低いページ同士をつないでしまわないよう、各ページの内容を確認しておくなど注意が必要です。

2.ユーザーのサイト離脱率が下がる

内部リンクでページ同士がつながっていない状態を放置すると、ユーザーが欲しい情報までたどり着けず、サイトから離脱するきっかけとなります。

そこで内部リンクを適切に設置しておくことで、ユーザーが欲しい情報を見つけやすくなります。

ユーザーが次から次へとページを回遊する確率も高くなるため、離脱率を抑える効果が期待できます。

離脱率が低下し、回遊率が上昇することでユーザビリティの高い記事、サイトだと評価され、結果として上位表示を狙うことが可能です。

なお、「記事作成のコツを紹介!手順やポイントをわかりやすく解説」の「1.結論ファースト」で「離脱率を算出する方法」について解説していますので、適宜ご参考ください。

3.クローラーがサイト内を効率よく巡回できるようになる

クローラーとは、検索エンジンが各サイトの情報を集めるためにインターネット上を巡回させているロボットのことです。

クローラーは内部リンクを辿ってサイト内の情報を収集し、ページをインデックスしていきます。

適切な内部リンクの設置は、クローラーがサイト内を漏れなく巡回するための手助けとなるものです。

作成した記事を検索結果に表示させるためにも、内部リンクの設置は必要な対策だといえます。

SEOに効果的な内部リンクの貼り方4選

SEOに効果的な内部リンクの設置方法を4つ紹介します。

  1. 重要度の高いページに内部リンクを集める
  2. 分かりやすく適切なアンカーテキストを使用する
  3. リンクがある画像にはalt属性を設定する
  4. URLを正規化して統一する

1.重要度の高いページに内部リンクを集める

重要なページや、ユーザーに読んでほしいページへリンクを優先的に設置することがSEOには効果的です。

内部リンクが集まるページには、ユーザーが到達する可能性が高まります。

さらに、そこに重要なページや読んでほしいページのリンクを集めることで、ユーザーが流入しやすくなります。

内部リンクでつなぐときは、関連性の高いページや同一カテゴリに属しているページからリンクを集めるのが効果的です。

Google 検索セントラルでは以下のように説明がありますので、適宜ご参考ください。

Google は、さまざまなシステムを導入してページ間の相互リンクを理解し、ページの内容と、検索クエリに対して最も有益な情報を提供するページを判断しています。
その中でも PageRank は、Google がサービスを開始した当初から使用されているコア ランキング システムの一つです。

リンク分析システムと PageRank – Google 検索ランキング システムのご紹介 | Google 検索セントラル

2.分かりやすく適切なアンカーテキストを使用する

SEOに効果的な内部リンクを設置するには、アンカーテキストにも工夫が必要です。

アンカーテキストとなるテキストは、リンク先のページの内容が把握できるものを使用しましょう。

リンク先の内容がわからないテキストは、次のページに進んでもらえる確率が下がります。

悪い例(大雑把すぎる):

<a href=”https://example.com”>こちら</a>をクリックして詳細をご確認ください。

<a href=”https://example.com”>詳細</a>。

チーズの詳細については、<a href=”https://example.com”>ウェブサイト</a>をご覧ください。

チーズがどのように作られているかに関する背景情報を詳細に説明する<a href=”https://example.com”>記事</a>を用意しています。

良い例(具体的):

購入できるチーズの完全な一覧については、<a href=”https://example.com”>チーズの種類の一覧</a>をご覧ください。

効果的なアンカー テキストを記述する – Google のリンクに関するベスト プラクティス | Google 検索セントラル

また、以下のようにテキストが空欄になっていたり、リンク先のページタイトルをそのままアンカーテキストとして利用したりするのも適切だとはいえません。

悪い例(空のリンクテキスト):

<a href=”https://example.com”></a>

<a href=”https://example.com/ghost-pepper-recipe” title=”ゴースト ペッパーをピクルスにする方法”></a>

良い例:

<a href=”https://example.com/ghost-peppers”>ゴースト ペッパー</a>

アンカー テキストの配置 – Google のリンクに関するベスト プラクティス | Google 検索セントラル

クローラーはアンカーテキストを確認し、リンク先の内容を把握することもあります。

分かりやすく適切なアンカーテキストを使用し、クローラーがリンク先の内容を把握しやすくしましょう。

3.リンクがある画像にはalt属性を設定する

リンクがある画像にはalt属性を設定することも効果的です。

alt属性は「代替テキスト」とも呼ばれており、画像の内容を文字で説明するためのものを指します。

検索エンジンにも画像の内容が文字で伝わるため、画像検索において上位表示を狙うことも可能になります。

また、画像が表示できない場合でも、どのような画像が設定されているのか、文字として記載されるため、表示ができなかったユーザーにとっても分かりやすい記事になります。

音声読み上げシステムを利用する方に対しても「代替テキスト」は効果的です。

4.URLを正規化して統一する

内部リンクを設置するときは、1つのページに対して使用するURLを統一しておくことが大切です。

正規化したURLを使用しない場合、誤って検索エンジンが別のページだと判断してしまいます。

その結果、評価がURLごとに分散してしまい、SEO効果が十分に望めません。

SEO効果を高めるためにも、URLが正規化されているか確認しましょう。

正規化する必要があるURLは、以下のとおりです。

  • index.htmlの有無
  • ドメイン名へのwwwの有無
  • パラメータの有無
  • http://とhttps://
  • スマートフォン・パソコン用のページの混在

SEOに効果的な内部リンクの設置場所

SEOに効果のある内部リンクの主な設置場所を紹介します。

  1. コンテンツページ(記事の本文)
  2. パンくずリスト
  3. グローバルメニュー
  4. サイド・フッター
  5. サイトマップ

1.コンテンツページ(記事の本文)

コンテンツページに貼り付ける場合は、コンテンツ内の本文にリンクを設置します。

ページの内容と関連性が高いコンテンツのリンクを適切なアンカーテキストを用いて貼り付けましょう。

ユーザーとクローラーの両者がリンク先のコンテンツ内容を理解しやすいテキストがおすすめです。

2.パンくずリスト

パンくずリストとは、閲覧中のページがサイト内のどの位置に存在しているのかを表すリストのことです。

サイトによって異なりますが、各ページの左上に設置されているケースが一般的です。

クローラーの巡回のしやすさにも繋がるため、パンくずリストは重要な内部リンクです。

3.グローバルメニュー

グローバルメニューとは、ユーザーがサイト内で目的のページを簡単に発見できるように設置するメニューのことです。

グローバルメニューは目次の役割も果たしており、サイト上部に設置されていることが多いです。

4.サイド・フッター

サイト全体を見て、右や左のサイド部分やフッター部分に、リンクを貼ることも適宜有効です。

読んでいたページを読み終わったユーザーがサイトから離脱することを防ぎ、サイト内の滞在時間を伸ばすことにつながることもあります。

5.サイトマップ

サイトマップでは、Webサイトの構造を一覧で確認できます。

サイトマップの中に個々のページへの内部リンクを適宜設置することで、ユーザーと検索エンジンの両方にとって分かりやすく便利な存在となります。

SEOにおいて内部リンクは有効!効果的な貼り方で設置しよう

SEO対策をする際は、関連性の高いページへ内部リンクを設置することが効果的です。

内部リンクはただ貼るだけでは、十分な効果を得られなかったり、ペナルティにつながってしまったりすることもあります。

今回解説した、SEO対策をする上での内部リンクの効果的な貼り方や設置場所をぜひご参考いただき、内部リンクを充実させて、検索結果で上位表示を目指しましょう!

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