検索意図を深掘りしてSEO効果を爆上げする方法

検索意図を深掘りしてSEO効果を爆上げする方法

本記事を読めば、検索意図を深掘りする方法が理解でき、SEOに強い記事構成を作れるようになります。

この記事のまとめ
① 検索意図を考えるうえで
  意識したい3つのポイント
  1. ULSSAS(ウルサス)
  2. KGDB(=know/go/do/buy)
  3. キーワードによって考えるべき検索意図の深さが変わる

詳細は「検索意図を考えるうえで意識したい3つのポイント」をご覧ください。

② 検索意図を深掘りする
  4つの考え方
  1. 顕在ニーズと潜在ニーズを考える
  2. 検索したユーザーの背景を考える
  3. 「誰が」「何を」知りたいか考える
  4. 検索意図のシチュエーションを考える

詳細は「検索意図を深掘りする4つの考え方」をご覧ください。

③ 深掘りした検索意図を
  記事に落とし込む方法
  • 記事のゴールを明確にする
  • ユーザーが最も知りたい情報を上にもってくる
  • CTAを見直す
  • リード文を見直す
  • 内部リンクを見直す

詳細は「深掘りした検索意図を記事に落とし込む方法」をご覧ください。

目次

検索意図を深掘りするメリット

検索意図を深掘りするメリットは以下のとおりです。

検索意図を深掘りするメリット
  • ユーザーのニーズを満たしやすくなる
  • 独自性のある記事を作れる
  • 内部リンクのCTRの向上が期待できる
  • 何をCVポイントと置くべきかが明確になる
  • ユーザーがほしい情報を提供することでユーザー行動を改善できるなど

検索意図を深掘りすれば、SEO評価を高める効果が期待できます。

また、ユーザー行動を改善し、CVを増やす効果も期待できます。

検索意図を深掘りするデメリット

検索意図を深掘りするデメリットは、以下のとおりです。

検索意図を深掘りするデメリット
  • 工数が増えて記事執筆やリライトの時間が増加する
  • すべての検索意図に応えようとして、長文になりがち

Webサイトを立ち上げたばかりのときに深掘りするのは、非効率になる可能性があります。

そのため、ある程度の記事のストックができてから作業に取り掛かる方が効率的に進められるでしょう。

検索上位を獲得できるレベルの記事を作成し、検索意図を深掘りすることで、記事全体の底上げを図るイメージです。

検索意図の深掘りは順位改善のために必須

検索意図の深掘りは、順位を改善するために必須です。

最近のGoogleのアップデートを見ても、検索意図がより重要視されていると考えられるからです。

2024年3月6日に発表された、Google公式の告知を紹介します。

(和訳)

本日、Google は 2024 年 3 月のコア アップデートと新しいスパム ポリシーを発表しました。

これらのポリシーを組み合わせて、クリックを誘致するために作成されたコンテンツを減らし、人々が役立つと感じるコンテンツをより多く表示するように設計されています。

クリック誘致が目的の低品質なコンテンツは、順位が下げられるか削除されます。

反対に、ユーザーが役立つと感じるコンテンツは、検索上位に上がりやすくなります。

ユーザーが役立つと感じるコンテンツを作るためにも、検索意図を深掘りすることが大切です。

また「Needs Met」の概念を考慮しても、検索意図を深掘りする重要性がわかります。

Needs Metとは

Needs Metとは「ニーズに合致している」という意味の評価概念です。

ユーザーのニーズを満たせているかを判断し、キーワードとコンテンツの内容に相違がないかを評価します。

Googleが公表している主な評価概念
  • Needs Met
  • Page Quality
  • ユーザビリティ
  • E-E-A-T
  • YMYLなど

上記のように、Needs Met以外にもさまざまな評価概念を用いて検索順位は決まるので、Needs Metを満たすだけでは不十分と言えます。

しかし、Needs Metを満たすことがコンテンツ制作において必須であることに変わりはありません。

検索エンジンから最高の評価を受けているサイトでも、ユーザーが求めていないコンテンツであれば、上位表示は難しいからです。

検索意図を満たすこと、つまりNeeds Metはコンテンツ制作において欠かせません。

検索意図を考えるうえで意識したい3つのポイント

検索意図を考えるうえで意識したい3つのポイントを解説します。

  1. ULSSAS(ウルサス)
  2. KGDB(=know/go/do/buy)
  3. キーワードによって考えるべき検索意図の深さが変わる

1.ULSSAS(ウルサス)

ULSSASとは、SNSの購買行動モデルを指します。

プロセス説明
UGCSNSで商品やサービスについて投稿する
Like投稿を見て「いいね」や「リポスト」などのリアクションをする
Search
(SNS)
SNSで気になった商品やサービスを検索する
Search
(検索エンジン)
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで気になった商品やサービスを検索する
Action商品やサービスを購入する
Spread購入後のレビューなどをSNSに投稿する

表を見ても分かるように、検索が起こるのは後の方です。

全体の目的を考えたときに、ユーザーがどのような意図で検索しているのかを考える必要があります。

2.KGDB(=Know/Go/Do/Buy)

検索意図を考える際には、KGDB(=Know/Go/Do/Buy)を意識することも大切です。

KGDBとは?
  • Knowクエリ
    ユーザーが何かを知りたいときに検索されるクエリ
  • Goクエリ
    特定のサイトや行きたい場所を調べる際に検索されるクエリ
  • Doクエリ
    ユーザーが何かをやりたいときに検索されるクエリ
  • Buyクエリ
    ユーザーが何かを購入したいときに検索されるクエリ

検索されたキーワードによって、何を果たしたいのかが変わります。

例えば、購入が目的であれば、Amazonや楽天などに勝つのは難しいです。

このように、検索意図の種類によって難易度が変わります。

検索意図ごとの難易度
  • Knowクエリ
    易しい
  • Goクエリ
    難しい
  • Doクエリ
    普通
  • Buyクエリ
    難しい

Webサイトが育つまでは、比較的易しいKnowクエリからコンテンツを作ると良いでしょう。

3.キーワードによって考えるべき検索意図の深さが変わる

キーワードによって考えるべき検索意図の深さは変わります。

具体的には、スモールキーワードは検索意図を深く考えるべきで、ビッグキーワードはそこまで深く考える必要はありません。

ビッグキーワードとスモールキーワードの検索意図の特徴

表面的な検索意図をとっていくことが、検索意図を深掘りする際に大切です。

検索意図を深掘りする4つの考え方

検索意図を深掘りする考え方は、以下の4つです。

  1. 顕在ニーズと潜在ニーズを考える
  2. 検索したユーザーの背景を考える
  3. 「誰が」「何を」知りたいか考える
  4. 検索意図のシチュエーションを考える

一つずつ解説します。

1.顕在ニーズと潜在ニーズを考える

検索意図を深掘りする前に、顕在ニーズと潜在ニーズを把握しておきましょう。

顕在ニーズと潜在ニーズの違い
  • 顕在ニーズ
    ユーザーが自覚しているニーズ
  • 潜在ニーズ
    ユーザーが自覚していないニーズ
顕在ニーズと潜在ニーズの違い(オウンドメディアのCTRを改善したい人の例)

顕在ニーズと潜在ニーズを把握しておくことで、ユーザーが知りたい情報を提供できます。

ユーザーが知りたい情報を提供できれば検索エンジンからの評価も高まり、検索上位を取りやすくなります。

2.検索したユーザーの背景を考える

検索意図を深掘りするために、検索したユーザーの背景を考えます。

検索したユーザーの背景が分からないと、的外れな情報を提供しかねないからです。

例えば「seo 対策  自分で」というキーワードで検索した場合、以下の背景が考えられます。

検索したユーザーの背景の具体例
  • 外注せずに、自力でSEO対策をしたい
  • 外注費用を払いたくない
  • 業者と面倒なやり取りをしたくない

3.「誰が」「何を」知りたいか考える

「誰が」「何を」知りたいかを考えましょう。

上記が分からないと、ユーザーが知りたい情報を提供するのが難しいからです。

そのため「誰が」「何を」を知ることが、検索意図を深掘りする際に大切です。

「誰が」を知るためのポイント
  • 検索上位の記事のターゲットを調べる(リード文に書いてあることが多い)
  • キーワードを分析する
「何を」を知るためのポイント
  • 検索上位の記事の見出しを調べる
  • キーワードを分析する
  • 設定したペルソナが知りたいことを考える

4.検索意図のシチュエーションを考える

検索意図のシチュエーションを考えるのも効果的です。

つまり、検索意図が「どこで」調べられているかを考えます。

例えば、ユーザーが「橋本環奈」について検索したとすると、以下のシチュエーションが想定できます。

シチュエーション
  • 合コンで「橋本環奈に似ている」と言われ、気になって調べてみた
  • 飲み会の場で「橋本環奈ってかわいい」と話題になり、気になって調べてみた
  • 学校で好きな芸能人の話をしているときに橋本環奈が話題に出たので、調べてみた

このように、橋本環奈という検索には、さまざまなシチュエーションがあります。

シチュエーションが変われば、検索しているユーザーの属性も異なります。

ユーザーの属性
  • 橋本環奈に似ていると言われた人
    女性
  • 飲み会の場で橋本環奈を検索した人
    社会人
  • 学校で好きな芸能人の話をしていた人
    学生

ユーザーの属性が異なっていることが分かります。

より正確にユーザー像を設定するためにも、検索意図のシチュエーションを考えましょう。

※「橋本環奈」さんはビッグキーワードに該当するため、本来は網羅性を重視すべきクエリと弊社では考えていますが、今回は分かりやすい例として記載しています。

深掘りした検索意図を記事に落とし込む方法

深掘りした検索意図を記事に落とし込む方法は、以下のとおりです。

  • 記事のゴールを明確にする
  • ユーザーが最も知りたい情報を上にもってくる
  • CTAを見直す
  • リード文を見直す
  • 内部リンクを見直す

記事のゴールを明確にする

深掘りした検索意図を記事に落とし込むために、記事のゴールを明確にすることが重要です。

記事のゴールが不明確だと、ユーザー満足度が下がるからです。

ゴールが明確であればユーザー満足度が向上し、サイト内での行動が変わります。

具体的には、滞在時間が伸び、CV発生チャンスが増えるでしょう。

CVが発生するチャンスが増えるほど、Webサイトの収益アップが期待できます。

ユーザーが最も知りたい情報を上にもってくる

ユーザーが最も知りたい情報は、上にもってきます。

知りたい情報が下にあるほど「ほしい情報がない」と判断され、すぐに離脱される可能性が高くなるからです。

検索意図を深掘りすることで、ユーザーが最も知りたい情報がより鮮明になります。

最も知りたい情報が分かれば、それを上にもっていくだけです。

CTAを見直す

深掘りした検索意図は、CTAの見直しにも使えます。

詳細な検索意図を知っておくことで、よりニーズに沿った訴求ができるからです。

CTAを見直す際のポイント
  • セールスライティングを見直す
  • マイクロコピーを見直す

リード文を見直す

深掘りした検索意図は、リード文の見直しにも活用できます。

検索意図を深掘りすることで、気づかなかった潜在ニーズを把握できるからです。

リード文を見直す効果
  • 発見したニーズをリード文に活かせば、競合との差別化になる
  • リード文でニーズが満たせることを伝えれば、ユーザーが続きを読みたくなる

ただし、リード文が長いことはあまり意味がありません。

ユーザーが最も知りたい結論をもってくることが大切です。

内部リンクを見直す

検索意図を深掘りすれば、内部リンクの見直しに使えます。

ユーザーが知りたい情報を把握できるからです。

知りたい情報への内部リンクを設置することでCTRの向上が期待できます。

内部リンクのクリック数が増えるほど回遊率が向上し、CV発生チャンスが増えます。

検索意図の深掘りでSEO効果が爆上がりする記事構成を作成

記事構成は、SEOで成果を出すためにも大切です。

検索意図を深掘りすることにより、読者にとって分かりやすく、SEO効果が爆上がりする記事構成を作成することができますので、質の高い情報を提供することにつながります。

今回の内容を参考にして、記事構成を作ってみてください。

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